チャルカ20周年のお祝いが恵文社コテージにて。
ランテルナムジカもお招きいただき、ライブを。
思いおこせば北堀江のまだオープンしてそんなに経っていないチャルカでトウヤマタケオさんと出会い、同店で初めて氏とアナログな映像を取り入れたライブを企画し、以来実験し学び、今に至っている。
北堀江店のオレンジ色のお店のひさしが今でも瞼のうらに浮かぶ。
それに誇らしく記されたコパープレート・ゴシック体の書体を思いだす。
かき集められたアンティークの不揃いの椅子。トウヤマタケオ・セレクトのBGM。
花の香り、ナショジオ封筒。
ナオヤくんというお兄さんの作っていた超絶旨いフード。
そして同店で買った手に馴染む「椰子柄のグリッドノート」(←コラージュ・ブックにしたところ、ドイツで盗まれた)。
これらのことには殆ど「かたち」がない。
でも何かとてつもなく大切なものがそこにあって、それが長い時間をかけてゆっくりと自分を育ててくれているような気がする。
今日このころも次のランテルナでは何をしようかと作業の合間に考えていた。一見無駄な時間なのだがそれがとても大切なのだ。それで懸案だった道具たちを大きく入れ替えることにした。ライトボックス(ランテルナムジカでnが使っている描画台の箱)も作り変えたい。少しワクワクしている。
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